展示台。

メラミン貼りぐるみの家具。アクリルが仕込んであり、下からLEDでガラスのオブジェを照らしています。

照明器具のスペースを、収納や排熱に利用しています。

2015.4.5
何年振りかにフラッシュ構造の家具を作りましたが、実際は非常に得意で、作る事だけを考えると好きです。メラミンはポリ合板と違って扱いが難しいので、かなりコツがいります。

 

家具をデザインする際、材質や機能、加工やコストに含まれる意味をいつも考えていて、この家具にもそれを反映させています。

無垢とフラッシュの大きな違いは、両方作る所でないと分らないかもしれません。

鉄と漆以外、外注に出さないのは、無垢にも化学製品にも人が関わっていて、敬意を払っているということがあります。塗料に対しても同じです。それを作っている人がいます。ウチはその素材に携わっているお客様もおられて、そのおかげで色々なお話を聞くことができます。

ゼロから作る、ということに意味を感じているような気もします。

 

展示台の背景は、漆の鉄板。光の具合ではなくて、鉄を手で削り、溜め漆でグラデーションをかけています。



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