パネル。

先日お話しした、樂家樂座統括マネージャー、小西様邸のパネルです。

ウチで作らせて頂くひとつひとつの家具には、その存在理由があります。

でも、その理由は見られなくても良いと思っていて、あくまでその形を導きだすための過程で、実物や写真という結果が全てだと思っています。

 

小西様邸は、納期がきつかった上に、2012年6月の東京国際家具見本市の「talents」と11月の「soon japan project」の出展に挟まれた格好となってしまいました。

ペンダントライトのデザインは、東京にいる時にデスクトップ型のMacをホテルに持ち込んでデザインしたり、カウンターの材は長過ぎて運送会社が使えず往復16時間かけて県外の港まで自分で取りに行ったり、普通の会社なら分割する家具を分割せずに作ったりと、9年前の創業当初を思い出すような大変さでした。

 

ウチの仕事の一番のコンセプトに、息子に誇れる仕事という、すごく単純なことがあります。

それは大人になり、周りを見渡した時に、どんな仕事でも良いから、仲間がいると言える環境にいる、ということのような気がします。

 



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