下駄箱。

タモ、オイルフィニッシュ仕上げの下駄箱の扉です。

自分自身がアレルギー体質であるため、普段から全てにおいて安全性の高いものを使っていますが、

この家具を納めさせて頂いた新築住宅物件では

塗料やボンドもできる限り安全性にこだわったものが使用されています。

 

把手は狭い空間であるため、当たったり引っかかったりしないように考えています。

箱は現場で大工さんが組まれたもので、杉の3層パネルが使われていますが、

板厚が36ミリと厚すぎること、また木口があまり綺麗ではないため、

それを納めるようにして頂きました。

スライド丁番との兼ね合いも箱の板厚と関係するので、そのことも配慮してあります。

 

家具図面は建築と絡むものは難しく、建築設計図面では簡単な所しか表れていなことがほとんどです。

寸法も現場とほぼ違ってきます。

框の建具は横框の幅、ホゾ穴の断面のもろさに関係し、長さ方向は後で切ることができないため、

寸法は非常に大事なことです。

 

 

 



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