書棚。
August 07 , 2011
天井まで伸びた書棚(飾り棚)です。
その空間を埋めるために作られた家具は、ただの造作家具になってしまうと思います。
例えば、背板を付けないことで明かりとの関連を考えたり、
レベルを変えることで飾られるモノを見栄えよく見せたり、
ということで、デザインと呼ばれるように考えます。
左の扉枠と少しスキマを空けたのも理由があります。
本が好きな方は、本をオブジェのような感覚で捉える方も多いと思います。
飾られるものを引きたたせることが、家具の機能のひとつです。
上部の違い棚の所には、お子様の手が届きにくいので、花や草を飾って楽しめると思います。
こちらも水に強いウレタン塗装を施しています。
壁についているカウンターも作らせて頂いていて、見た目は薄く見せていますが、
実際の厚みは45ミリあり、使うとその重厚感が感じられると思います。
天板は簡単な面取りだと、がさつな感じが出てしまい、今回は椅子との相性も考えてこのような加工をしています。